セマンズ法は、パートナーと行う早漏改善のトレーニングです。
パートナーに陰茎を刺激してもらい、何度も射精寸前で我慢することで、射精のコントロール力を身に付けます。
セマンズ法は早漏改善テクニックの起源
セマンズ法とは、早漏治療の行動療法のなかでは、最古のトレーニング方法です。
1956年に、イギリス人の泌尿器科医、ジェームス・セマンズが手法を発表しました。
彼の名が付いたセマンズ法という呼び方の他に、ストップ・スタート法と呼ばれることもあります。
セマンズ法のやり方は非常にシンプルです。
ストップ・スタート法という名の通り、陰茎の刺激をスタートして、射精しそうになったらストップ、そのまま射精を我慢します。
射精の感覚が収まったら、再び陰茎の刺激をスタートします。

セマンズ法は段階を踏んで行う
セマンズ法はメニューが決まっており、順番に段階をクリアして行います。
具体的な手順は以下の通りです。
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手順1はセルフ・トレーニングです。
手順2からパートナーと協力して行います。2番から3番を前戯として、4番から6番は陰茎を挿入します。

セマンズ法の前半は手淫やオーラルセックスによる刺激
セマンズ法の前半では、パートナーに手淫とオーラルセックスをおこなってもらいます。

そして、射精感が収まれば再開する、という動作を4回繰り返すのです。
手淫での射精を終えれば、今度はオーラルセックスで同じ動作を4回繰り返します。
セマンズ法の後半は性交の体位を変えて行う
セマンズ法の後半では、実際に性交しながら体位を変えていきます。
ここでも順番が決められており、騎乗位・側臥(そくが)位・正常位と移行します。

騎乗位では、女性のペースでゆっくりと性交を行ってもらいます。
騎乗位の次は、男性が感じにくい側臥位に移行し、男性が自身で射精コントロールを行うのです。
そして、最後は正常位で同じ動作を行います。
正常位が最後な理由は、正常位が視覚的な刺激も強く、慣れていないとその刺激に耐えられず射精してしまう可能性が高いからです。
