日本ではあまり知られていませんが、世界的に有名な肥満治療薬「ゼニカル」という医薬品があります。
ゼニカルは、スイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社によって開発・製造・発売されています。
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スイスのバーゼルに拠点をおき、日本にも1924年に進出した世界的な製薬会社です。
ロシュ社は製造許可を取得した日本初の外資系医薬品企業として知られています。
ゼニカルは、食べた油を体内に吸収させずに体外に排出させる作用があります。
タンパク質や炭水化物の吸収を阻害することはなく、摂取する脂肪分(最大30%カット)に対して有効です。
1箱2シート(1シート21錠)で42錠入りです。1日3錠(3回)まで、1回1錠、次の服用には2時間以上あけ、食事中または食後1時間以内に服用します。
ゼニカルのジェネリック医薬品で有名なのは「オルリガル」や「オベリット」ですが、ほかにもオリサット」「「スリムトリム」「ビーファット」など様々な種類があります。
オルリガルは、インドのハブ・ファーマシューティカルズ&リサーチ社の製品です。

オリガルの内容は1錠の有効成分含有量120mg、1箱4シート(1シート21錠)で84錠入りです。
オベリットは、インドのインタス・ファーマシューティカルズ社の製品です。
インドでの医薬品メーカー売上高は12位、大手ジェネリック医薬品メーカーとして知られています。
オベリットの内容は1錠当たりの含有量60mg、1箱3シート(1シート10錠)で30錠入りです。
その他、スリムトリムは含有量120mgのほかには60mgもあります。
ビーファットは1箱2シート(1シート5錠)で10錠入りと他のジェネリック品に比べると内容量が少ないです。
このように含有量、1シートの内容などはジェネリック医薬品によって変わります。

スリムトリムはドイツ製ですが、こちらも2001年にインドの製薬会社に買収されているのでインド製です。
いずれも大手製薬会社の商品なので危険性はありません。