プラセンタは、つらい生理痛やPMSの緩和に役立ちます。
プラセンタには、乱れたホルモンバランスを整えたり、血流を改善したりする効果が期待されています。

ホルモンバランス調整で生理痛やPMSを和らげる
プラセンタにはホルモンバランスを整える作用があるため、生理トラブルにも有用と言われています。
生理痛に関係するホルモンと、プラセンタの作用について見ていきましょう。
生理痛やPMSの原因はホルモンの減少
生理痛やPMSの原因はいくつかあります。特に、「メラトニン」と「プロラクチン」という2つのホルモンの分泌量が減ると、生理痛やPMSが悪化するとされています。
メラトニンは、睡眠や生体リズムの調節に関係するホルモンです。
メラトニンは光の刺激が少ない夜間に分泌されます。そのため、生活習慣が乱れて夜でも明るい場所に長くいると、分泌量が著しく低下します。
そして、メラトニンはプロラクチンの分泌を促進する作用を持つので、メラトニンの分泌量が減るとプロラクチンの分泌も減ります。
プラセンタがホルモンバランスを整える
プラセンタは、内分泌系に作用し、ホルモンバランスを整えると考えられます。
体内にあるホルモンは、内分泌器官から分泌されています。
生理痛やPMSに影響する、メラトニンとプロラクチンも同じです。
プラセンタは特定のホルモンを増やすわけではないので、この内分泌器官に働きかけるのではないかと考えられています。

この作用により、生理痛やPMSが和らぐのです。また、ホルモンバランスが整うので、生理不順だった人も正常に戻るでしょう。
血行促進や造血の作用で生理痛を軽減
プラセンタには血行促進や造血の作用があります。これにより、生理を原因とする下腹部痛や頭痛、貧血などを和らげます。
血行促進で痛みの元凶を排出
プラセンタは血行を促進し、痛みのもととなる「プロスタグランジン」の排出を助けます。
生理中に分泌されるプロスタグランジンには、経血を体外に出す役割があります。
これが、生理中の下腹部痛や腰痛、頭痛などの原因となるのです。
そして、血流が悪くなることで、痛みの元凶であるプロスタグランジンが胎盤のなかに留まります。

そのため、生理痛が軽減され、痛みが長引くのも防げられます。
造血作用で貧血を改善
プラセンタには造血作用もあるので、生理中の貧血を改善できると考えられます。
生理になると毎日多くの血を失うため、貧血が起こりやすくなります。
必要な出血とはいえ、体内の鉄分が流れ出てしまうので、鉄欠乏性貧血が起こるのです。
貧血の症状は、立ちくらみや脱力感、疲労感などです。
プラセンタを摂取することで、足りなくなった血液が補われ、これらの症状が改善されます。