ニキビ対策でマーベロンを服用しているのにニキビが悪化してしまった、という事例もあいます。
どういった原理で悪化するのでしょうか。見ていきましょう。
黄体ホルモンが過剰分泌されてニキビが悪化する
マーベロンでニキビが悪化する理由は、マーベロンの服用によって黄体ホルモンが過剰分泌されるからです。

マーベロンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがどちらも含まれています。
マーベロンを飲むと、通常は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが整うはずです。

その乱れによって交感神経が働き、黄体ホルモンを過剰分泌させてしまいます。
交感神経は、緊張やストレスを感じたときに働く神経でです。
交感神経が働くことで、黄体ホルモンを過剰分泌され、男性ホルモン作用が働き、ニキビが悪化します。
マーベロンが体質に合っていない
マーベロンを始め、いずれのピルも卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
そのため、ピルを飲む以上、黄体ホルモンを過剰分泌させてしまう可能性があるのです。
しかし、マーベロンは第三世代のピルとして、デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しています。
デソゲストレルは他のピルよりも男性化作用が少なく、これがマーベロンがニキビ治療に向いているとされる理由です。
ただし、マーベロンが体質的に合わない場合は、黄体ホルモンを過剰分泌させてしまい、ニキビが悪化します。

飲み始めや休薬期間はニキビが悪化しやすい
マーベロンの飲み始めや服用を中止した時、そして休薬期間はニキビが悪化しやすいです。
服用の開始や中止、休薬期間はホルモンバランスが崩れ、ニキビが悪化してしまう可能性があります。

最初のころは少しだけ我慢しましょう。
ただし、3シート飲み続けても悪化が続く場合は、マーベロンが体質的に合っていない可能性があります。
3シート飲み続けても悪化が続く場合は、医師に相談して、他のピルに切り替えてもらいましょう。
マーベロンと並行で別の治療法も行う
ニキビが重症化している場合は、マーベロンの服用と併せて他の治療法を並行して行うと、改善が早まります。
例えば、美白注射や抗男性ホルモン薬、ビタミンC誘導体の服用です。
自由診療にはなりますが、早く治したい場合は病院で相談してみましょう。
まとめ
マーベロンの服用で黄体ホルモンが過剰分泌されてしまった場合は、ニキビが悪化します。また、服用開始時や中止時、休薬期間はホルモンバランスが乱れやすいので、ニキビが悪化する可能性が高いです。