マーベロンでは、さまざまな副作用が発生します。服用初期に現れやすい吐き気や頭痛は、市販薬で対策が可能です。
この記事では、マーベロンの副作用とその対処法について記載しています。
マーベロンの副作用と発生率
マーベロンでは、以下のような副作用が発生します。確率とともに見ていきましょう。
【マーベロンの副作用と発生確率】
頻度不明 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 |
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参考:マーベロン21・28
以上の通り、副作用の発症率としては非常に低めです。
しかし、体内のホルモン環境は個々人によって違うため、マーベロンでも副作用が強く出てしまう人もいます。

また、血栓症は最悪命に係わる可能性があるため、特に注意が必要です。
吐き気と頭痛は市販薬で対応できる
吐き気と頭痛は、市販の酔い止め薬と頭痛薬で治まります。
吐気と頭痛は、マーベロンの服用初期に生じやすい副作用です。
どちらの症状も継続的に服用することで、改善します。
ただし、空腹時や早朝に服用すると、副作用が出やすいとされているので、なるべく夜に服用するようにしましょう。

効果的な市販薬
酔い止め薬 | トラベルリン、センパア、アネロンなど |
頭痛薬 | ロキソニン、バファリン、イブなど |
また、ホルモンバランスは休薬期間に崩れやすいので、その際に頭痛などが生じる場合があります。
あらかじめ薬をストックしておくとよいでしょう。
もし、市販薬を飲んでも症状が和らがなかった場合は、医師に相談し、ピルに変えてもらいましょう。
マーベロンは、PMSなどの精神症状に効果がある反面、悪化する場合があります。その中でも、もともとうつの傾向がある人はPMSを悪化しやすいです。
マサチューセッツ総合病院で行われた臨床試験によると、ピルの服用によって、16%の女性のPMSが悪化し、12%の女性が改善しました。PMSが悪化した女性のほとんどがもともとうつ病の傾向があったか、病歴を持っていたとされています。うつ病でなくても、日頃からストレスを溜めて精神状態が悪化しているところに、マーベロンを服用すると、PMSが悪化する可能性があります。もし、マーベロンの服用後にうつ症状やPMSの悪化を感じたら、我慢せず医師に相談しましょう