ヤーズを服用すると血栓症のリスクが高まることも報告されていますので、十分に注意しましょう。
血栓症とは、血管の中で血が固まって詰まってしまう症状です。
具体的に心筋梗塞や脳梗塞、肺梗塞といった病名を出した方が分かりやすいかもしれません。
ピルは血栓症の発症確率を2~3倍にしますが、30才の女性であれば2万人に1人程度ですので多くはありません。
つまり、ほとんどの人にとっては問題は起こらないということです。
多くはないと言っても死亡例も出ていて、添付文書の使用上の注意に警告の文書も記載されています。
誰でも服用できるわけではなく、前兆のある片頭痛をもっている人はピルを飲むことができないとされており、35才以上で1日タバコを15本以上吸う喫煙者も処方してもらえません。
他にも色々と制限があります。

たとえば低用量ピル・女性ホルモン剤でアレルギーを経験したことのあるケース。
他にも、乳がん・子宮がん・その他のがんと診断されたことのあるケース・手術前4週間以内または手術後2週間以内である場合などの細かな制限があるのです。
過去に血圧が高いと指摘されたことがある人も服用できません。