排卵と妊娠は、ホルモンでコントロールされています。
卵巣から分泌される卵胞ホルモンと黄体ホルモンによって排卵を起こさせ、子宮内膜を厚くしたり、基礎体温を高めたりする働きがあるのです。
ヤーズなどのピルを服用すると、女性ホルモンの働きを抑制し、卵巣からの働きをストップさせることが出来ます。
子宮内膜が厚くならないので、受精卵が着床出来る環境が整わないようにしたり、子宮頸管の粘液が濃くなることで精子が子宮内に入りにくくなったりする効果があります。
ヤーズは主に月経困難症の治療薬として承認されています。

他のピルと同じように避妊効果の作用を得ること出来るのです。
ヤーズは排卵を抑える効果を持っているため継続して服用している場合は、妊娠が出来ない状態になりやすいです。
飲みはじめの1週間は、血中のホルモン濃度が安定していないため、徹底して避妊を行うためにも、他の避妊対策をとることが重要になります。
ただヤーズは、一般的に月経困難症の治療薬として利用されており、日本国内では避妊薬としては未承認。
クリニックでは処方されることはないことを把握しておき、正しく服用することが大切です。
また、月経困難症と診断されなければ、保険適用外になってしまうなどの問題もあります。