避妊をしっかりしていなかったために妊娠してしまい、中絶にいたるケースが増えています。
中絶をすると、その影響で不妊になるとよく言われています。

確かに、中絶したことが影響して、子宮の病気を発症し不妊になってしまう場合はあります。
しかし、これはまだ技術技術が未熟だったころの話。
現在では中絶が原因となって、不妊になってしまうという心配はほとんどありません。
しかし、まったく何の影響もないのかというと、決してそうではありません。
たとえば、掻肥するとき子心内膜が傷ついてしまい子宮内膜が癒着してしまったり、子宮が炎症が起こって卵管閉塞になったりというリスクはあります。
そして、それらのことが原因となって、妊娠しにく体になってしまうという危険性はゼロではありません。
特に中絶が母体に何らかの影響を及ぼす可能性があるのは、月例が4カ月以上たっている状態で行った場合や、複数回回数を重ねた場合です。

特に回数を重ねてしまうと、妊娠しても流産しやすくなってしまうことがあります。
流産を3回以上繰り返す場合、中絶が何等かの影響を及ぼしていると考えてよいでしょう。
不妊治療をする場合、中絶経験は医師に伝える
不妊治療に訪れる方の中には、過去中絶をしたことがあるのに、それを隠しながら治療をされる方が少なくありません。
罪悪感や、ご主人とは違う男性との間にできた赤ちゃんだった場合、それが知られたくなくて隠すというもあるようです。

ですが、そのような場合でもご主人に知られないような形で医師に伝える必要があります。
中絶経験があることがわかれば、より慎重に医師も対処することになるからです。