器質性EDの治療は泌尿器科や内科、ED専門のクリニックで受けられます。
問診や検査を受けたあと、基本はED治療薬が処方されます。
薬が飲めない、または効果がなかった場合は、精密検査を行った上で、別の治療法が検討されるのです。

それでは、器質性EDの治療法について見ていきましょう。
ED治療薬を飲む
器質性EDは、動脈硬化が原因であることが多いので、ED治療薬が有効です。
バイアグラをはじめとしたED治療薬は、血管を広げて陰茎に血液が流れるよう促します。
神経に障害がある場合でも、ひどく傷ついていたり、完全に断裂したりしていなければ、勃起機能の回復が望めるのです。
ED治療薬を使えば手軽に治療ができますが、一緒に飲んではいけない併用禁忌薬が数多くあるのがデメリットです。
また、器質性EDの症状が重い場合、十分な効果が出ません。
ED治療薬が効かなければ次のステップへ
器質性EDには、飲み薬以外にも様々な治療法があります。ED治療薬が飲めない、または効果がなかった場合、以下の方法で治療が行われます。
【飲み薬以外の治療法】
治療法の種類 | 治療の内容 |
陰圧式勃起補助具 | ポンプで陰茎に圧力をかける |
陰茎海綿体注射 | 陰茎に血管拡張薬を注入する |
陰茎形成術 | 陰茎を正常な形にする |
テストステロン補充 | 男性ホルモンを注射する |
プロテーゼ法 | 陰茎内にシリコンの芯を入れる |
このように、器質性EDの治療法は、注射や補助具の使用、手術など様々です。原因や症状の重さに合わせて、適切な治療法が選ばれます。