フィンペシアはFAGAには効果がないことが臨床試験でわかっている。また、FAGA以外の脱毛症にも効果を発揮しない。
FAGAには効果がないことが臨床試験で証明されている
FAGA(女性型脱毛症)にはフィンペシアは効果がありません。
FAGAとは、中高年の女性によく見られる女性の脱毛症。AGAの女性バージョンです。
AGAとは異なり、部分的に薄毛になるのではなく、頭髪全体が薄くなるのがFAGAの特徴です。

フィンペシアの成分・フィナステリドの臨床試験では、1年間FAGAの女性患者にフィナステリドを使用したところ、効果がなかったとされています。
ストレスやホルモンバランスが乱れが原因の脱毛症にも効果を発揮しない
フィンペシアは、FAGAのほか、ストレスやホルモンバランスの乱れが原因で生じた脱毛症にも効果を発揮しません。
女性には以下の脱毛症が生じやすいが、いずれもフィンペシアは効果がないのです。
- 円形脱毛症
- 瀰漫(びまん)性脱毛症
- 分娩後脱毛症
- 粃糠(ひこう)性脱毛症
フィンペシアは、男性型脱毛症の原因であるジヒドロテストステロンを抑制する効果はあります。

しかし、女性の脱毛症は、ストレスや生活習慣、女性ホルモンの乱れで生じることが多いです。
そのため、ジヒドロテストステロンを抑制するフィンペシアでは、治療ができません。
まとめ
フィンペシアは、女性の薄毛には効果がありません。フィナステリドの臨床試験では、FAGAの女性に1年間フィナステリドを服用してみたところ、効果がありませんでした。
また、ジヒドロテストステロンを要因としないその他の脱毛症にも効果はないです。
フィンペシアは、妊婦や妊娠の可能性がある女性には禁忌とされています。体内にフィナステリドが入ると、ジヒドロテストステロンが抑制されてしまい、男子胎児の生殖器の発達に異常を来たすからです。
フィンペシアの粉末でも皮膚から吸収されてしまう可能性があるので、割れたり砕けていたりするフィンペシアにも触れてはいけません。