朝立ちは夜間勃起現象の延長線上にあるものです。
睡眠サイクルのいわゆる浅い眠りにあたる、レム睡眠のタイミングで起こります。
レム睡眠は体が眠っている一方で、脳は動いている状態です。
この時にまぶたを開くと目玉が動く様子が確認できます。
また、自律神経の活動レベルも、ノンレム睡眠と比べると上がります。
呼吸が変化したり血圧や脈拍にも変動が見られるのです。
夜間勃起現象は、海綿体を含めた勃起機能の維持のために起こるもの。
いうなれば生殖機能の試運転と表現可能です。

筋肉が使わないと衰えるように、勃起を始めとした生殖機能もまた、使わなくなると衰えてしまいます。
だからこそ、定期的に試運転を行い、生殖機能を維持することで性行為に備えられるのです。
朝立ちは試運転が正常に行われている証拠で、健康な男性なら誰にでも経験がある現象と考えて良いでしょう。
これがまさに夜間勃起。
無意識的に機能する体のセルフチェックプログラムです。

勃起は角度や硬さも関係しますが、膨張してそれが一定時間維持できているなら、機能に問題はないといえるでしょう。