ヤーズは、第四世代とよばれる新型の低用量ピルです。含まれているホルモン量が少なく、「超低用量ピル」ともいわれます。
ヤーズなどのピルは、基本的に婦人科や産婦人科で処方されます。

ここでは、病院でヤーズが処方される流れを、簡単に見ていきましょう。
初回の来院の際、処方の前に身長・体重・血圧測定が行われます。
その後、問診で健康状態が確認されるのです。
それで問題が無ければ、2シートを上限に処方されます。
初回に関しては、原則として内診は不要です。
2回目以降も体重・血圧測定、問診が行われ、ヤーズを使っても問題ないか確認します。
2回目以降は、患者の状態や希望を踏まえ、6シートを上限にヤーズが処方されるのです。
3シートから6シートの処方を受ける際は、内診、経腟超音波検査、血液検査を受ける必要があります。
また、血液検査に関しては、1年ごとに受けることが推奨されるので、しっかりと検査は受けて下さい。
ヤーズを使っていると、まれに重い副作用が起こることがあります。
また、体質や持病によってはヤーズを使えません。
処方のたびに問診や検査があるのは、安全に使うために必要な処置なのです。

ヤーズによって乳がんになるリスクがわずかに増加するといわれているので、35才以上の人は、乳腺エコーを受診しましょう。