性病治療薬関連

まれにアレルギー(アナフィラキシー)が起こるので注意!ジスロマックの重い副作用

ジスロマックを服用して起こる重篤な副作用としては、アナフィラキシーやスティーブンス・ジョンション症候群、薬剤性過敏症症候群、偽膜性大腸炎などがあります。

アナフィラキシーとは、医薬品によって生じる急性の過敏反応。

ジスロマックを服用してから5分から30分以内に皮膚の歩みや蕁麻疹などの皮膚や腹痛や吐き気などの消化器、声がかするなど呼吸器系に症状があらわれることです。

すぐに病院に行くことが大切ですが、息苦しい、意識がはっきりしないなどの症状がある場合には、すぐに医療措置を取る必要があります。

スティーブンス・ジョンソン症候群とは、重度の皮膚障害で、ジスロマックを服用してから2週間前後で発生します。

38度以上の高熱や目や口など粘膜の周りに発疹や水ぶくれが出る、全身に重い皮膚症状が出るアレルギー症状です。

死亡率が20~30%と高く、非常に危険なので早期治療が望まれます。

また、薬剤性過敏症症候群とは、高熱や肝機能障害、全身のかゆみを伴う赤い湿疹などが生じます。

発症頻度は、1000人~1万人に1人と少数ですが、ジスロマックを服用してから2週間から6週間後と長い期間がたってから発症するので注意が必要です。

腸粘膜に偽膜形成がおこる偽膜性大腸炎とは、ジスロマックなどの抗菌薬を投与することにより、腸内細菌が変化して菌毒素が増えて起こる症状です。血便や下痢、腹痛が出た場合にはすぐに医療措置が必要になります。