性病治療薬関連

クラビットを改良した「グレースビット」もクラミジア治療に有効

グレースビットは細菌による感染症の治療に用いられる医薬品です。

旧来の抗菌薬と比較して抗菌力が強くグラム陽性菌や陰性菌、クラリスロマイシンやマイコプラズマといった細菌のほかクラジミア治療にも有効とされています。

細菌の遺伝情報物質の複製を妨げることができ、殺菌が行われるのが特徴です。

感染症はこれらの病原微生物が体内に侵入し腫れや発赤を生じさせます。

症状によっては化膿や痛み、発熱をもたらすこともありますが、病原菌が消滅すればこれらの症状は改善可能です。

強い抗菌力と広域スペクトルを持っていることから大腸菌や肺炎球菌などにも抗菌活性を示し、治りにくい再発再燃例や他剤性菌による感染症にも優れた効果を発揮します。

比較的アレルギーを起こすことが少ないことから、ペニシリン系やセフェム系でアレルギーの心配がある方でも安心して服用可能です。

性感染症ガイドラインのクラジミア治療における推奨レベルはB、複数回投与型で服用期間は7日間となっています。

グレースビットには小児用も提供されています。成人の場合は50mg錠を1日2回、あるいは100mg錠を1日1回服用するところ、1日50mgまでとした小児用のパッケージのほか、甘さや香料を加えて飲みやすくしたドライシロップも販売されているのです。