ED治療薬

ジェネリック医薬品は有効成分の開発費がかかってないから価格が安い

シアリスのジェネリック医薬品は、元となったシアリスよりも低価格で販売されます。

薬には「先発薬」と「後発薬」の2種類があります。先発薬は、有効成分がいちから作られた薬です。

先発薬が作られると、その有効成分と製造方法に、20年から25年の特許があります。

特許期間中は、先発薬と同じ有効成分・製造方法の薬を他のメーカーが作ることはできません。

シアリスは、アメリカの製薬会社「イーライ・リリー・アンド・カンパニーが特許を取得しています。

認可されたのは、2007年です。

特許が切れたあと、他のメーカーが先発薬の有効成分を流用して作る薬が、後発薬=ジェネリック医薬品です。

先発薬には、有効成分の開発費や宣伝費として膨大な費用がかけれています。

一方、ジェネリック医薬品には、そうした費用はかかりません。

そのため、先発薬よりも低価格で販売できるのです。

ジェネリック医薬品は、有効成分は先発薬と同じですが、製造方法や、添加物には違いがあります。

基本的な効果は同じですが、人によっては体質に合わない可能性もあります。

シアリスの有効成分「タダラフィル」の特許は2021年現在、切れていません。

一方、特許に関する事情が複雑なインド国内では、シアリスのジェネリック医薬品が製造・販売されています。