やせるために飲む薬がこのゼニカルになりますが、医薬品ですので個人輸入などをするよりも医者の処方せんに従って飲む必要があります。
ただ、場合によって大きな病気になってしまうことも全くないわけではありません。
海外などでは死亡例もありますので、専門家の指示に従うのが一番になりますがいったいどのような例があったのでしょうか。
その一つが、肝不全になります。
人間の体の中には様々な臓器がありますが、肝臓の働きは主にたんぱく質や脂肪を吸収した場合それを体内に蓄える働きがいます。
いざとなれば、人間の体は何日間も食事をせずに生きていくことができますが、これは肝臓が体内に栄養分を蓄積していることが理由の一つになっているのです。
もう一つの働きは、アルコールを飲んだ場合や薬を飲んでいる場合、そして老廃物が体内に入ってきた場合に無毒化する働きがあります。
つまり、体に良くないものが入ってきたとしても肝臓の働きがあれば分解してくれるのです。
それ以外にも、胆汁を分泌したり生成する働きがあり脂肪の吸収を助ける消化液が発生します。
そうすると体内に脂肪が蓄えられなくなることが考えられますが、これは体重を減らす人にとってはメリットといえます。
もしこれだけならば、肝臓自体はそれほど重要な働きをしていないことが理解できるでしょう。
しかしながら、体内に入ってきた毒素を分解したり胆汁を生成し分泌できないとすれば人間の体に多くの毒が入って蓄積されてしまいます。
もともとゼニカルは体重を落とす薬ですが、肝臓への働きかけが非常に強いものと言えます。
体重が増える原因は食べ過ぎですが、食べたものを肝臓が吸収し分解することにより、体脂肪として蓄積をすることになります。
つまり、肝臓の働きを弱めることで体が脂肪を吸収しないように意図的に操作をしているといえるのです。
ただ、人によっては肝臓はもともと弱い可能性もありあまりにも弱くなると大きな負担がかかり肝不全にかかる可能性が否定できません。
肝不全ならばまだ好いですが、それが悪化した状態になると命の危険性があります。
もし、体調が悪いと感じたならば直ちに服用をやめる必要がありますが、多くの場合体調に影響を及ぼしているのは飲んでいる量が多いことが考えられます。