プラセンタ

プラセンタのアトピーへの効果

プラセンタには免疫調節や抗炎症の作用があるので、アトピー治療の効果が期待されています。

また、プラセンタはアトピー性皮膚炎による色素沈着にも効果があると考えられます。

ここでは、アトピーの代表的な症状である「アトピー性皮膚炎」について解説します。

アトピーのメカニズムとプラセンタの効果

アトピー性皮膚炎は、免疫機能が過剰に働くことで起こります。

プラセンタは、抗アレルギー作用や抗炎症作用を持つので、アトピーの症状を抑えられます。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質であったり、皮膚のバリア機能が弱かったりすると発症します。

ダニやカビといったアレルゲンが体内に侵入することで、皮膚に炎症が起こるのです。

アレルゲンが体内に入ると、体に備わっている「抗原抗体反応」という免疫システムが反応します。

体を守るため、抗体を作り出して異物を追い出そうとするのです。

しかし、アトピーの場合は、この働きが過剰になり、正常な細胞までも攻撃してしまいます。この結果として起こる症状が、皮膚炎や喘息などです。

アトピーに対するプラセンタの効果

プラセンタは、アトピー性皮膚炎の治療に有用です。

プラセンタは抗アレルギー作用を持ちます。免疫システムを調整し、過剰な反応を抑えるのです。

また、プラセンタには抗炎症作用もあるので、皮膚の炎症を抑えられます。

そのため、アトピー性皮膚炎の症状に効果を発揮するのです。

アトピー性皮膚炎による色素沈着に対する効果

アトピー性皮膚炎では、肌に色素沈着が起こることもあります。プラセンタに含まれる成長因子は、アトピーによって起こった色素沈着に効果があります。

アトピーで色素沈着するメカニズム

アトピー性皮膚炎で色素沈着が起こる理由は、皮膚に炎症が起こるからです。

皮膚に炎症が起こると、メラニン色素が作られ、これが溜まっていくと肌の色が茶色っぽくなります。

これは、日焼けなどで肌が茶色くなるのと同じメカニズムです。

メラニン色素は肌を守るために作られるので、正常に排出されれば問題ありません。

プラセンタがメラニン色素を排出

プラセンタはターンオーバーを促進し、肌の生まれ変わりを助けます。

プラセンタには、線維芽細胞を増やす成長因子が含まれています。

線維芽細胞は皮膚の真皮層にあり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出している細胞です。

線維芽細胞がコラーゲンなどを作ってくれることで、みずみずしく美しい肌が生まれます。

プラセンタは線維芽細胞を増やし、溜まった色素を排出して美白に導いてくれるのです。