プラセンタ

プラセンタ注射を受けると献血できない理由

ヒトプラセンタエキスの注射を受けると、難病に感染してしまう可能性があります。

とはいえ、いまのところ、プラセンタ注射によって重大な副作用が起こった人はいません。

ヒトプラセンタは難病の原因になる可能性がある

人間の胎盤のなかには、「ヒト変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)」の原因が潜んでいる可能性があります。

そのため、プラセンタ注射を受けた人は、vCJDに感染しているかもしれないのです。

vCJDは深刻な脳の疾患で、細菌やウイルスではなく、特殊なタンパク質によって引き起こされます。

このタンパク質の有無を発症前に検査する方法が確立されていません。

献血の際にも、vCJDに感染しているかどうかをすぐに判断する方法がないのです。加えて、vCJDを発症すると治療法がありません。

これらの理由から、プラセンタ注射を受けたことがある人は、一律に献血を制限されるのです。

重大な副作用の報告はなし

上述の内容から、プラセンタ注射の安全性が気になる人もいるかもしれません。

しかし、vCJDをはじめとした、重大な病気の発症は報告されていません。

ウイルスや細菌が混入しないよう、厳密な管理の下で製造されているので、安全性は十分に確保されています。

ヒトプラセンタ注射を受けた人が献血を制限されるのは、あくまで万が一に備えるためなのです。