マーベロン

マーベロンの副作用とその対処法

マーベロンでは、さまざまな副作用が発生します。服用初期に現れやすい吐き気や頭痛は、市販薬で対策が可能です。

この記事では、マーベロンの副作用とその対処法について記載しています。

マーベロンの副作用と発生率

マーベロンでは、以下のような副作用が発生します。確率とともに見ていきましょう。

【マーベロンの副作用と発生確率】

頻度不明5%以上1~5%未満1%未満
  • 網膜血流障害による視力障害
  • 黄疸
  • 乳汁漏出
  • 脱毛
  • 不正性器出血(破綻出血、点状出血)
  • 悪心
  • 月経過多
  • 乳房痛
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • 血栓症
  • 発疹
  • 視力障害
  • 肝機能異常
  • 体重増加
  • 帯下
  • 月経痛
  • 性交痛
  • 性欲減退
  • 乳房緊満
  • 血圧上昇
  • 動悸
  • 期外収縮
  • 下痢
  • 腹痛
  • 便秘
  • 食欲減退
  • 胸やけ
  • 腹部膨満感
  • 咽頭痛
  • 咳嗽
  • めまい
  • 眠気
  • 抑うつ
  • いらいら感
  • 片頭痛
  • ざ瘡
  • 湿疹
  • そう痒感
  • 色素沈着注
  • 紅斑
  • 腰痛
  • 下肢痛
  • 肩こり
  • 手指のこわばり
  • 倦怠感
  • 口渇・顔面浮腫
  • 胸痛
  • 白血球減少
  • アルドステロン上昇

参考:マーベロン21・28 

以上の通り、副作用の発症率としては非常に低めです。

しかし、体内のホルモン環境は個々人によって違うため、マーベロンでも副作用が強く出てしまう人もいます。

この中でも、過敏症や視力障碍、肝機能に異常が出た場合などは、医師に相談して服用を中止する必要があります。

また、血栓症は最悪命に係わる可能性があるため、特に注意が必要です。

吐き気と頭痛は市販薬で対応できる

吐き気と頭痛は、市販の酔い止め薬と頭痛薬で治まります。

吐気と頭痛は、マーベロンの服用初期に生じやすい副作用です。

どちらの症状も継続的に服用することで、改善します。

ただし、空腹時や早朝に服用すると、副作用が出やすいとされているので、なるべく夜に服用するようにしましょう。

それでも副作用が収まらなかった場合は、市販の酔い止め薬や頭痛薬を用いましょう。

効果的な市販薬

酔い止め薬トラベルリン、センパア、アネロンなど
頭痛薬ロキソニン、バファリン、イブなど

また、ホルモンバランスは休薬期間に崩れやすいので、その際に頭痛などが生じる場合があります。

あらかじめ薬をストックしておくとよいでしょう。

もし、市販薬を飲んでも症状が和らがなかった場合は、医師に相談し、ピルに変えてもらいましょう。

マーベロンを飲むとPMSが悪化する?

マーベロンは、PMSなどの精神症状に効果がある反面、悪化する場合があります。その中でも、もともとうつの傾向がある人はPMSを悪化しやすいです。
マサチューセッツ総合病院で行われた臨床試験によると、ピルの服用によって、16%の女性のPMSが悪化し、12%の女性が改善しました。PMSが悪化した女性のほとんどがもともとうつ病の傾向があったか、病歴を持っていたとされています。うつ病でなくても、日頃からストレスを溜めて精神状態が悪化しているところに、マーベロンを服用すると、PMSが悪化する可能性があります。もし、マーベロンの服用後にうつ症状やPMSの悪化を感じたら、我慢せず医師に相談しましょう