マーベロン

マーベロンは緊急避妊薬として代用できる

マーベロンが緊急避妊薬の代わりになる事を知っているでしょうか?

この記事では、マーベロンを緊急避妊薬として使う方法とそのリスクや成功率について解説します。

アーベロンを緊急避妊薬「プラノバール」の代わりに使える

アーベロンは、緊急避妊薬「プラノバール」の代わりとして使えます。

緊急避妊とは、避妊に失敗した後、ピルを飲んで妊娠を回避する避妊方法です。

プラノバールは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤の中用量ピルで、卵胞の成熟・排卵を抑えます。

プラノバールを性交後72時間以内に2錠、その12時間後に更に2錠飲むことで、緊急避妊薬としての効果を発揮するのです。

これをヤッぺ法と言います。

プラノバールに含まれるノルゲストレルと、アーベロンに含まれるデソゲストレルは、いずれも避妊に働きかける成分です。

そして、プラノバール錠2錠分に含まれるノルゲストレルは、アーベロン錠のノルゲストレルで言うと、4錠分に当たります。

マーベロン錠で緊急避妊する場合、性交後72時間以内に4錠、その12時間後に4錠飲む必要があるのです。

マーベロンで緊急避妊に失敗した場合は自己責任

マーベロンで緊急避妊に失敗した場合は自己責任となります。

マーベロンは低用量ピルです。緊急避妊薬として造られたピルではないので、緊急避妊薬としての使用も想定していません。

そのため、緊急避妊用のテストなども行われていないのです。

より確実に緊急避妊を行いたい場合は、厚生労働省に認可されているノルレボや、そのジェネリックであるアイピルを使用しましょう。

マーベロンによる緊急避妊は、緊急中の緊急策と考えておきましょう。

緊急避妊が成功したかは生理の有無でわかる

マーベロンを緊急避妊薬として使用した場合、排卵前なら3日から7日後に生理が始まると、避妊成功です。

排卵後なら21日以内が目安とされています。

しかし、緊急避妊時の生理は通常の生理よりも出血が少なく、不正出血や妊娠初期の出血との区別が難しいです。

そのため、性交した日から3週間経過した時点で、妊娠検査薬を用いて検査しましょう。

もし、検査薬で陽性反応が出たら、すぐに産婦人科を受診して下さい。

マーベロンを緊急避妊薬として用いた場合は副作用が発生する

マーベロンを緊急避妊薬として用いた場合、副作用が生じる可能性が高いです。

マーベロンによる緊急避妊は、ホルモン剤を多量に摂取することになります。

ホルモン剤を多量に摂取すると、身体への負担が大きく、それだけ副作用を生じさせる可能性が高いのです。

主な副作用は吐き気や悪心、頭痛などで、人によっては動けなくなるほど症状が強く出る場合があります。

プラノバールを用いたヤッぺ法でもおよそ50%の人が副作用を感じると言われているのです。

マーベロンでも、プラノバールと同等以上の確率で副作用が生じると考えたほうが良いでしょう。

まとめ

マーベロン錠は、緊急避妊薬として代用できます。

しかし、マーベロンは緊急避妊薬ではないので、避妊に失敗しても自己責任になります。

生理が来ると避妊が成功したと考えられますが、その反面、副作用も強いです。