ヤーズ

ヤーズはホルモン量の少ない超低用量ピル

ヤーズはホルモン量が少ない超低用量ピルに分類される薬。

主成分にドロスピレノンとエチニルエストラジオールを含みます。

第4世代と新しく、1相性なので飲みやすくなっているのが特徴です。

ドロスピレノンは黄体ホルモンの1種で、エチニルエストラジオールは卵胞ホルモン。

1錠あたりにドロスピレノンが3mg、エチニルエストラジオールは0.020mg含有されています。

体内で相乗的に作用することで効果を発揮する薬です。

ヤーズの製造販売は、バイエル薬品株式会社で、日本でも承認されています。

剤型はピンク色の錠剤で、1シートあたり有効成分を含むピンクが24錠、白色でいわゆる偽薬が4錠の計28錠で構成されます。

休薬期間を従来の7日から4日に短縮することが可能です。

休薬期間中の卵胞発育抑制を維持しつつ、ホルモン変動を抑えられるのがメリットです。

ホルモン消退時の諸症状が軽減できますから、低用量ピルで体調不良が生じていた人に朗報です。

ヤーズは臨床開発が2000年に開始され、2006年には米国で経口避妊薬として承認されました。

用法用量を守って服用することで、副作用を抑えつつ様々な効果に期待できます。