ヤーズ

ヤーズは月経困難症に効く

月経中に起こる下腹部痛や腰痛、頭痛などの症状は主に月経困難症と呼ばれています。

人によって症状の度合いは大きく違いがあるため、強い痛みや体の不調が続く場合は、薬を利用した治療を行わなければなりません。

月経困難症は、痛みの原因物質・プロスタグランジンを抑える鎮痛薬や、超低用量ピルのヤーズが効果的だとされています。

ヤーズは、エストロゲンとプロゲスチンの2つの有効成分が配合された製剤です。

痛みを軽減するために、卵胞ホルモンの含有量は20μgに抑えられています。

ヤーズは最長で120日間連続して服用することが可能で(ヤーズフレックスという商品で売られています)、排卵の抑制や子宮内膜の肥厚を抑える作用を持っています。

子宮内膜は子宮腔表面を覆う粘膜組織で、卵巣からのホルモンの作用で肥厚します。

しかし、痛みの原因物質の産出にも繋がるため、服用することで辛い痛みを少しでも和らげる効果を期待することが出来るのです。

月経困難症は、大きく分けて機能性月経困難症と器質性月経困難症の2つがあります。

状態によって適切な治療方法は異なってくるので、まずは婦人科に相談をしましょう。

適切な治療法を知ることが痛みを和らげる一番の近道となります。