ヤーズは月経困難症治療に用いられますが、場合によっては使えない人がいます。
禁忌とされているのは、35歳以上で1日15本以上の喫煙者。
心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるので、ヤーズを服用できません。
また、血栓症の素因のある患者も禁忌対象となっており、血栓症などの心血管系の障害が発生しやすいので、服用禁忌です。
そして、重篤な肝障害のある患者は、代謝が低下しているため、症状が悪化する可能性があるのでヤーズは服用できません。
そして、高血圧患者で重症ではない人の場合も、心血管系の障害が発生しやすくなるためにヤーズは禁忌となっています。
さらに、ヤーズの服用で年令・喫煙・肥満・家族歴等のリスクの有無に関係なく血栓症が現れることがあります。
症状があらわれた場合にはただちに投与を中止しなければなりません。
また、服用中に妊娠が分かった場合には投与を中止する必要があります。
妊婦への安全性の確立がなされていないためです。
ヤーズの服用においては、禁忌の人がいることを正しく理解するようにしましょう。
