女性の薄毛

喫煙によっても女性の薄毛は引き起こされる

女性の薄毛は、喫煙によっても引き起こされてしまいます。

なぜ喫煙することで髪が薄くなってしまうのかというと、主な理由は髪の成長を妨げるジヒドロテストステロンの増加にあります。

喫煙により増加するジヒドロテストステロン

アメリカにあるハーバード大学の公衆衛生学部が調査を行ったところ、喫煙によってジヒドロテストステロンが13%も増加するという結果が出ました。

アメリカのハーバード大学公衆衛生学部の疫学調査によると、無作為に選んだ中年米国人男性1291人のうち喫煙者、非喫煙者のホルモン量を比較したところ、喫煙者は非喫煙者に比べてジヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は18%、 ジヒドロエピアンドロステロン硫化物(DHEAS)は13%、アンドロステンジオンは33%、 テストステロンは9%、そしてジヒドロテストステロンDHTは13%高い値を示しました。
引用元:タバコは男性ホルモンDHTを増やす? – 池袋駅前院

ジヒドロテストステロンより値は小さいですが、ジヒドロテストステロンの元となる男性ホルモンのテストステロンも9%増加しています。

このことから、タバコはジヒドロテストステロンを増やし、薄毛を招く可能性が高いということが分かります。

喫煙で血行不良…栄養が吸収できない状態に

喫煙することで薄毛になるもう一つの理由として、血行不良が挙げられます。

タバコにはニコチンという有害物質が含まれており、このニコチンには血管を収縮させる働きがあります。

これにより、血流が悪くなったり、血管が詰まる病気である動脈硬化が引き起こされるのです。

血流に詰まりが生じると当然、頭皮への栄養は運ばれなくなってしまいます。

また、ニコチンはビタミンCを破壊する働きも持ちます。

ビタミンCは、体内に摂り入れられた栄養の吸収を促進させる効果があるため、健康な髪の成長に欠かせない存在です。

しかしニコチンによってビタミンCが壊されてしまうと、せっかく摂取した栄養もうまく吸収されなくなってしまいます。

タバコは「百害あって一利なし」と言われているように、身体に様々な不調をもたらします。

これは髪にも同じことで、タバコを吸っている限りは健康な髪が育ちにくい状態といえるでしょう。

薄毛を予防したい、改善したいといった場合には、喫煙は絶対に控えるようにしてください。