女性の薄毛治療は、フィンペシアではなく、パントガールやミノキシジル外用薬を用います。
それぞれ見ていきましょう。
パントガール
パントガールは、世界で初めて効果と安全性が認められた女性用の薄毛治療薬です。
びまん性脱毛症・分娩後脱毛症に用いられます。
パントガールには、ケラチン・パントテン酸カルシウム・シスチン・ビタミンB群など、髪の成長に必要な栄養素が含まれているのです。
こちらもフィンペシアと同じく3か月ほどの長期服用が必要と考えられています。
パントガールの臨床試験では、3か月間の使用で70％の方の抜け毛が減少を実感しています。
ミノキシジル外用薬
ミノキシジル外用薬は、男性のAGA治療にも使われる薄毛治療薬です。
毛髪の再発毛や、育毛を促します。
ミノキシジルは血管を拡張させて頭皮の血行を良好にし、毛母細胞を活性化させるのです。
女性であれば、3か月ほどで効果がでます！
おまけ：服用中の男性との性交は問題がない
パートナーがフィンペシアを服用していても、妊娠した男子胎児の生殖器の発達に異常が生じることはありません。
フィンペシアを服用していると、精液の中にはフィナステリドが含まれます。
しかし、とても微量で、胎児や女性の体への影響はありません。
フィナステリドの臨床試験によると、1mgを1日1回6週間飲んだ時の精液へ移る量は、わずか0.0007%以下。
したがって、ほぼリスクはないと考えて問題はありません。
もし不安であれば、小作りする1か月前からフィンペシアの服用を中止してもらったほうがよいでしょう。
まとめ
パートナーがフィンペシアを服用していても、妊娠した男子胎児の生殖器に発達異常が生じることはほぼありません。フィンペシア服用者の精液にフィナステリドが微量ながら含まれるが、女性の体や小作りには影響がないのです。
女性の薄毛治療には、フィンペシアではなくパントガールやミノキシジル外用薬を用います。パントガール・ミノキシジル外用薬を使用すると、3か月ほどで薄毛改善の効果が出るでしょう。
薄毛が気になる方は、まずはクリニックで相談してみましょう。
