女性が発症するFAGAは、男性が発症するAGAと同じメカニズムで起こります。
男性のAGAは、男性ホルモン（テストステロン）が5αリダクターゼと結びつき、ジヒドロテストステロンが生まれることで発症します。
女性のFAGAも、このテストステロンが原因で起こるのです。
「女性には男性ホルモンなんてないのでは？」と思いがちですが、女性の身体にも、男性ホルモンであるテストステロンは分泌されています。
ただし、女性に分泌されるテストステロンの量は、男性のおよそ20分の1しかありません。
女性は男性と比べ、テストステロンが圧倒的に少ないため、FAGAにはなりにくいとされているのです。
くわえて、女性の場合は「エストロゲン」という女性ホルモンが、髪を健康に保つ役割を果たしています。
テストステロンが少なく、エストロゲンが多いことが、女性が薄毛になりにくい理由なのです。
しかし、何らかの原因でホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの分泌が低下すると、テストステロンの割合が増えてしまいます。
テストステロンが増えると男性ホルモンの影響が大きくなり、結果としてFAGAの発症に繋がるのです。
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