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狭心症ってどんな病気?概要と症状を簡単に解説

狭心症とは、冠動脈という血管が狭くなることで、心筋という、心臓を構成する筋肉の血液が不足してしまう病気です。

冠動脈とは心臓を取り囲むように張り巡らされている血管です。

この冠動脈が心筋に血液を送る役割を担っています。そのため、何らかの原因で狭まると、心筋に送られる血液の流れが悪くなります。

血液中に含まれている酸素を取り込めないために、心筋に十分な酸素が行き届かなくなってしまうのです。

狭心症の種類

狭心症は、症状が出るタイミングや発症する原因によって分類されます。以下の表は、狭心症の種類についてまとめたものです。

狭心症の種類

種類特徴
労作性狭心症
  • 動脈硬化で冠動脈が狭まって起こる
  • 運動したときに症状が出る
冠攣縮性狭心症
  • 冠動脈が収縮して起こる
  • 安静時に症状が出る
微小血管狭心症
  • 心臓内の微小血管が狭まる、または収縮して起こる
  • 安静時に症状が出る
  • 更年期の女性に多くみられる

労作性狭心症は、走ったり階段を上ったりして、酸素をたくさん消費したときに起こります。

冠攣縮性狭心症は「安静時狭心症」、または「異型狭心症」とも呼ばれ、就寝前や早朝に症状が出るのが特徴です。

微小血管狭心症は更年期の女性に多くみられます。閉経による女性ホルモンの減少が原因と考えられています。

狭心症の症状は胸痛!放置すると命に関わる

狭心症の代表的な症状は胸の痛みです。圧迫感や息苦しさを感じることもあります。

狭心症になると、このような症状が前触れなく突然起こるようになります。

狭心症を放置していると、より深刻な心筋梗塞に発展する可能性があるのです。

左胸が締め付けられる痛みは15分続く

狭心症の代表的な症状は胸の痛みです。

左胸に締めつけられるような痛みや圧迫感、不快感が生じるようになります。

また、痛みは胸から首、あご、左肩などに広がることもあります。

胸痛の他にも、息苦しさや冷や汗、吐き気など、様々な症状を引き起こすのです。

狭心症になると、こうした症状が突然起こります。症状が突発的に現れることを発作といいます。

狭心症の発作の持続時間はおよそ15分です。

「運動したとき」「静かにしているとき」など、発作が起こるタイミングは、狭心症の種類によって異なります。

狭心症を放置すると心筋梗塞に発展する

狭心症が進行すると、心筋梗塞に発展します。

心筋梗塞とは、心臓の筋肉が壊死してしまった状態です。

狭心症を放置していると、心筋に酸素や栄養素が十分に供給されない状態が続きます。

そうすると、心筋の細胞が死滅していき、心筋梗塞に繋がるのです。心筋梗塞は狭心症よりも強い胸痛や血圧の低下、脈拍上昇などの症状を引き起こします。

最悪の場合は死に至るのです。