日々の睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、髪は健康に育ちません。それは女性も同じです。
睡眠中には、髪の育成に欠かせない成長ホルモンが分泌されています。
髪の毛は、80~90%がタンパク質で構成されています。そのタンパク質の生成を促す作用を持つのが、成長ホルモンです。
つまり、成長ホルモンの分泌が行われないとタンパク質も十分に作られず、結果として髪の毛が育たなくなってしまうのです。
また、睡眠を取れば必ず成長ホルモンが分泌されるわけではありません。
浅い眠りであるレム睡眠時には、成長ホルモンは分泌されません。
ノンレム睡眠とレム睡眠は、約90分ほどの周期で繰り返されます。
睡眠時間が6~8時間程度だとすると、一晩のうちにこの2種類の睡眠が4~5回ほど交互に訪れます。
ここまでお話しした、睡眠不足で薄毛になる理由を以下にまとめてみました。
- 睡眠を取らないと成長ホルモンが分泌されない=髪の材料となるタンパク質が作られない
- 成長ホルモンが分泌されるのは深い眠り(ノンレム睡眠)の時だけのため、浅い眠り(レム睡眠)しかしていないと髪が育たない
睡眠不足による薄毛を避けるためにも、なるべく6~8時間は睡眠を取るよう心がけましょう。