高血圧

高血圧症とEDの関係

高血圧症とEDには深い関係があります。

高血圧症が進行すると、陰茎の血流まで悪くなって勃起が阻害され、EDになるのです。

EDは飲み薬によって改善できますが、降圧薬との併用に注意しなければいけません。

高血圧症はEDの原因になる

高血圧症はEDの大きな原因のひとつです。

勃起は、陰茎内に血液が溜まることで起こります。

高血圧症が進行すると、動脈硬化に発展して血流が悪くなり、陰茎に流れる血液の量が減少します。

その結果、性交するのに十分な勃起ができなくなるのです。

また、高血圧症そのものだけでなく、一部の降圧薬もEDの原因となります

「ED診療ガイドライン第3版」には、利尿薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬は、勃起機能を阻害するという記載があります。

高血圧症によるEDは薬で改善できる

ED治療薬を使えば、EDの根治はできないものの、一時的に勃起機能が回復します

ED治療薬は血管を広げ、血流を良くすることで、正常な勃起を促す薬です。

内科や泌尿器科、ED専門のクリニックで処方を受けられます。

高血圧症が原因でEDを発症した場合、最善の治療法は生活習慣の改善です。

しかし、原因となる生活習慣を見直したからといって、すぐに症状が消えるわけではありません。

生活習慣を改善しはじめてから、血圧が正常値に戻るには時間がかかります。

高血圧症が原因でEDを発症したら、必要なときにED治療薬を飲みつつ、生活習慣を改善していきましょう。

ED治療薬と降圧薬の飲み合わせに注意

ED治療薬と降圧薬を一緒に飲むと、強い副作用が起こる危険性があります。

ED治療薬は血管を広げる効果をもつため、勃起を促すとともに血圧も下げます。

ED治療薬と降圧薬を一緒に飲むと、急激に血圧が下がり、頭痛やほてり、めまいといった症状が出る可能性があるのです。

降圧薬を飲んでいる期間中にED治療薬を使いたいときは、医師に相談しましょう。

降圧薬の服用を一時中断したり、低用量のED治療薬を処方してもらったりといった、適切な処置を受けられます。

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