ゼニカルの代表的な副作用といえば、おならが出やすくなることや下痢になりやすくなることと言えます。
もともとこの薬自体は、肥満防止のために利用されるものですので、おなかに何らかの働き掛けが出ているわけです。
体重を落とすことにより、その分体の変化が起きますので、その分副作用がおこると考えれば分かりやすいでしょう。
その原因の一つが、ビタミン不足になりやすいことです。
もともと、体重を減らすものになりますので体の中に含まれている余計なものを排除する働きがあります。
よく、1週間ほど食べないからその分体重が落ちるに違いないと考える人もいます。
確かにそれは一理ありますが、それだけではなく体の中にある宿便などが出ていくことが原因の一つと言えるでしょう。
つまり、この薬を利用することにより宿便の一部が出ている可能性がありますので体重が落ちることになります。
それに加えて、ビタミンも一緒に排除されてしまう可能性も少なくないでしょう。
体の中に含まれている体外からとったビタミンはどのような働きをしているかといえば、一つは腸内の活性化のために働いていることになります。
腸内では、食べたものを分解する役割がありますが、分解をすると同時にビタミンまで出て行ってしまうことになりかねません。
そうだとすれば、ビタミン不足にることは容易に想像することができるでしょう。
痛みの中でも、脂溶性ビタミンが失われる可能性があるわけです。
結果的に、体のバランスが悪くなり下痢が発生したり下痢の回数が増えたりしますがあまりにも状態が悪い時は一度服用をやめるのがよいでしょう。
その人の体調によってどのような結果が出るかはまちまちになります。
体重が落ちるかもしれませんが、活動自体ができなくなってしまい、本末転倒になりますので医者と相談をしたうえで飲む量を調整するなどの対策が重要です。
なお、普通に飲んでいても1週間から1か月程度で症状が収まりますので、それぐらいの期間ならばそこまで気にする必要がありません。
