プラセンタ

プラセンタには4種類ある

同じようにプラセンタと呼ばれていても、原料となる動物の種類はさまざまです。どの動物の胎盤を使うかによって、特徴が異なります。

ここでは、豚・馬・羊・ヒトの4種のプラセンタについて紹介します。

豚プラセンタ

まず、最もよく使われているのは豚プラセンタです。

豚のメスは出産の回数が多いため、原料がたくさん確保しやすいのです。

そのため、豚プラセンタの価格は安く、化粧品などに広く利用されています。

馬プラセンタ

馬プラセンタは、豚プラセンタの次に多く使われています。

馬プラセンタの原料となるのはサラブレッドで、高いレベルで品質管理が行われています。

そのため、安全性が高く、品質のよいプラセンタエキスを抽出できます。豚よりも出産の回数が少ないため、少し高価なのが難点です。

羊プラセンタ

羊プラセンタは海外では人気ですが、日本で作られている製品はありません。

羊プラセンタの原料は海外の羊で、狂牛病と同じ病気にかかっている可能性があるため、日本では輸入に制限があるのです。

品質は良いものの、日本での入手は困難です。

ヒトプラセンタ

ヒトプラセンタは、その名の通りヒトの胎盤から抽出されたものです。

ヒトプラセンタが含まれるのは医療用医薬品のみで、化粧品やサプリメントには使われていません。

国内のヒトプラセンタ製剤は注射薬のみで、肝障害や更年期障害の治療薬として用いられています。