シプラ

シプラはインドの有名な製薬会社

シプラという製薬会社をご存じでしょうか?

シプラはインドで有名な製薬会社で、抗HIV薬では大きな功績を収めており、現代のロビンフッドとも呼ばれています。

この記事では、インドの製薬会社シプラについて解説していきます。

シプラは歴史と信頼ある製薬会社

シプラは、1935年にフワージャ・アブドゥル・ハミード博士によって設立されたインドの製薬会社です。

数多くの薬品を取り扱っており、また、安価で薬剤を製造する会社として知られています。

シプラは取り扱う薬品の幅が広く、一般医薬品から抗微生物薬・抗HIV薬・小児治療薬・癌疾患・呼吸器疾患・高血圧の治療薬など、幅広いジャンルの製薬を行っています。

開発した薬剤の種類は250種類以上と言われており、その多くが世界中に輸出されています。

また、シプラは世界中に製薬施設を持ち、いずれもWHO(世界保健機構)、FDA(米国食品医薬品局)・MHRA(英国医薬庁)・連邦保健省(ドイツ)などの政府機関によって認められているのです。

世界的に信用が厚い企業といえます。

シプラは現代のロビンフッドと呼ばれている

シプラは抗HIV薬の開発で大きな功績を収めており、現代のロビンフッドとも呼ばれています。

シプラは20年以上抗HIV薬の治療薬の開発に取り組んでおり、これまでに15種類以上の複合薬を開発しているのです。

2001年には、3剤併用療法(HAART)を導入し、1年あたり350ドル(およそ3万8000円)という破格の値段で提供しました。

当時、抗HIV薬の費用は、患者1人あたり1年で1,2000ドル(およそ130万円)かかっていたことを考えると、市場価格の2%で抗HIV薬の新薬を売り出したのです。

このことから、シプラは現代のロビンフッドとも呼ばれています。

また、開発以外にも、インドではAIDS治療のガイドラインも製作しており、AIDS治療にはなくてはならない企業です。