トリキュラーは避妊ピルの中でも特異な存在として知られています。
それは、トリキュラーが持っている一貫性と順番に飲むことの重要性に起因しています。
この記事では、その独特な摂取方法とその背後にある理由を詳しく解説していきます。
シートに印刷された番号通りに、トリキュラーを飲むことが非常に重要です。
なぜなら、1週目から3週目にかけて、含まれているホルモンの量が段階的に増えているからです。
そして、全ての錠剤を飲み終えたあと、4週目には休薬期間に突入します。
特に28錠タイプの場合、この休薬期間中にはホルモンを含まない偽薬を7錠摂取します。
この3段階のホルモン摂取は、身体への適応をスムーズにするための工夫として導入されています。
そのため、この順番を正確に守ることが、副作用のリスクを最小限に抑える鍵となっています。
同じ色の錠剤を誤って飲むことがあっても、それぞれのホルモンの含有量は一緒ですので、効果に影響はありません。
しかし、異なる色の錠剤を間違えて飲むと、ホルモンバランスが乱れ、副作用が起こりやすくなるため、絶対に避けるようにしましょう。
一部の方々は、薬のシートを切り離して1錠ずつピルケースに入れる習慣がありますが、トリキュラーの場合、この方法は推奨されません。
というのも、切り離すことで飲む順番を間違えるリスクや飲み忘れる可能性が増大するからです。
そのため、トリキュラーのシートは、1枚のままで保管することをおすすめします。
また、トリキュラーの21錠タイプを使っている場合、1シートを飲み終わった後の7日間は休薬期間となります。
次のシートを開始するタイミングを忘れないよう、注意が必要です。
特定の曜日に始めるなど、自分に合った方法でスケジュールを立てると良いでしょう。
さらに、トリキュラーは食前や食後の制約が特になく、自分の生活スタイルに合わせた時間に飲むことができます。
しかし、日常のルーチンの中で忘れずに摂取できる時間を選ぶことがおすすめです。例えば、寝る前や夕食後、お風呂上がりなどが考えられます。
最後に、トリキュラーを正しく、順番通りに摂取することで、その避妊効果は99%以上と非常に高いとされています。身体の健康と安全を考慮し、正しい順番での服用を心がけることが大切です。