「プラセンタが子宮筋腫に悪影響を与える」という説に、根拠はありません。
子宮筋腫が大きくなる原因と考えられているのは、ホルモンの増加やホルモンバランスの乱れです。
プラセンタは、製造の過程でホルモンが除去されているので、摂取しても特定のホルモンは増加しません。
むしろ、プラセンタには、ホルモンバランスを調整する効果があると考えられています。
プラセンタで子宮筋腫は大きくならない
プラセンタを摂取しても、子宮筋腫が大きくなることはないとされています。
子宮筋腫の原因は明確になってはいませんが、有力な説が2つあります。
それは、「ホルモンの増加」と「ホルモンバランスの乱れ」です。
プラセンタは特定のホルモンを増加させるわけではなく、ホルモンバランスを調整するよう働きます。
また、プラセンタの製造の過程においては、ホルモンがほとんど除去されています。
つまり、子宮筋腫肥大の原因が2つのどちらであっても、プラセンタの働きとは結びつきません。
子宮筋腫が大きくなったと言われる理由
プラセンタ注射やサプリを摂取してから、子宮筋腫が大きくなったという例はあります。
これは、もともと本人のホルモンバランスが乱れていたことが原因ではないかと考えられます。
プラセンタは多くの場合、更年期障害の治療に使われます。
更年期障害が引き起こされる要因は、女性ホルモンの分泌量が低下し、ホルモンバランスが乱れることです。
プラセンタには、乱れたホルモンバランスを調整する効果が期待されています。
ホルモンバランスが悪いことは、子宮筋腫の原因と考えられています。
つまり、プラセンタによって子宮筋腫が悪化したのではなく、すでに筋腫が大きくなるリスクはあったということです。
ホルモンバランスが乱れた状態から、正常なバランスに戻るまでには時間がかかります。
このことから、プラセンタの効果が出る前に、子宮筋腫が悪化してしまった可能性があると考えられるでしょう。
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