トリキュラーは、避妊薬の中でも特定の順番で服用する必要があるものです。そして、それを支援するために、シート自体に飲む順番を示す矢印やカレンダーシールが付与されています。しかし、何らかの理由でこの順番を間違えてしまったら、どう対応すればよいのでしょうか。
まず、基本的にトリキュラーは3相性ピルの一つで、それはシートに3色、つまり3種類の錠剤が含まれていることからも明確です。この3色の錠剤はそれぞれ異なる量のホルモンが含まれており、順番に従って摂取することで、体内のホルモンバランスをスムーズに調整することが目的とされています。
もし、順番を間違えてしまっても、避妊の効果そのものが失われるわけではありません。気付いたら、次回からは正しい順番で錠剤を飲むよう心掛けましょう。しかし、この飲む順番を間違えることで、体内のホルモンバランスが乱れ、不正出血を引き起こすリスクも考えられます。特に、異なる色の錠剤を誤って飲んだ場合には、副作用のリスクが高まる可能性があります。例として、通常最後に飲む錠剤を最初に飲むなどのケースでは、注意が必要です。
一方で、同じ色の錠剤を順番を間違えて飲んだ場合は、あまり心配することはありません。というのも、同色の錠剤間ではホルモンの含有量が一緒であるため、摂取順序の違いが大きな影響を持つことは考えにくいのです。
結論として、トリキュラーの錠剤の順番を間違えることで直接的な健康被害や重大な事態を招くことは少ないですが、定められた順番での服用は、体のホルモンバランスを保ち、副作用のリスクを最小限にするためには重要です。シートに付属しているカレンダーシールを利用することで、飲む順番のミスを避ける助けになります。
最後に、トリキュラーは月経の開始日から服用を始めることが推奨されています。そして、21日目の錠剤を1日目に飲むような事態でも、避妊効果は保持されますが、体質やホルモンバランスによっては副作用のリスクが上がる可能性があるため、確定的な順番を守ることが何よりも大切です。
