性病治療薬関連

腎機能の弱い人や心疾患のある人はジスロマックの副作用が出やすい!症状は遅れて出てくることも

ジスロマックは、クラミジア菌や肺炎球菌などの細菌感染による炎症を治療する薬です。

幅広い細菌に対する抗菌効果がある抗生物質で、細菌の増殖を抑制し殺菌することで炎症によるつらい症状を緩和します。

クラミジアに対する効果は高く、薬剤耐性の心配がないため、医療現場でも良く使われています。

骨盤腹膜炎や子宮内汗腺、肝周囲炎などの骨盤内炎症性疾患患者に対する承認時の臨床試験における使用成績調査での有効性が高く、クラミジアなどを原因とする細菌感染に効果が認められています。

ジスロマックは、比較的安全性が高いと言われていますが、腎機能が弱い人や心疾患のある人は、副作用が出やすい傾向があります。

内服した薬は肝臓などで代謝され、腎臓から排出されますが肝臓や腎臓、心臓などの機能が弱い人は代謝や排出の機能が低下しているために、薬が効きすぎてしまうことがあるのです。

また、下痢や腹痛、吐き気、肝機能数値の上昇などの副作用もあります。軽度の下痢や腹痛など消化器系の副作用を防ぐために、ジスロマックを飲むときに整腸剤などを服用します。

またALTなど肝機能の数値が上昇する場合もありますが、ALTとは肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる酵素で通常の場合は、大きな問題はありません。